雨ライド

4227雨ライド

2024年04月22日(月)

①屋根無いから

 自転車。雨が降ると辛いものだ。まず、屋根がないからな。そのままだとずぶぬれになる。かっぱ(レインウェア)を着なければならない。荷物をぬらさないようにしなければならない。そんな準備だけで時間がかかるね。まあ、こんな具合だ。

 まず雨の中ガレージに行く。ガレージがあるからそこで準備ができるのはありがたいけどね。自家用車の横に収まっている自転車スペースは決して広くはないのでちょっと窮屈だ。そこでまず長靴。かっぱのズボンを履くためにはその長靴を一旦脱がないとだめだ。脱いでズボンを履きズボンの裾が自転車のチェーンやギアに絡まないようにゴムで留める。次にレインウェアの上着を着る。このときにウェアに入れてあるレインキャップを出して被る。反対にレインウェアが入っていた上下の袋を重ねて一つにしてポケットに入れる。荷物のデイバッグをビニール袋に入れて自転車のサイドバッグに入れる。レインキャップの上にヘルメットをかぶり、その上にレインウェアのフードをかぶせる。防水のゴム手袋をはめてレインウェアの下にセットしウェアのベルクロで留める(これをちゃんとやらないと裾から雨水が中に進入してくる)ここまでの作業がかなり時間かかる。なかなかにしんどい。車ならさっと行けるのにねえ。

 でも、ここまでしっかり準備すると雨の自転車も悪くない。しみてこない雨に打たれながら意外にのんびりとライドを楽しめる。(ただし暑い時期はレインウェアがいくらゴアテックスでも蒸れて汗をかき不快だ)  

②出発

 自分の力で動くことって楽しい。ペダルを踏み出すだけで、「どこへでも行ける」という世界に入れる。自力。自分がエンジンだから自分ががんばらなければならないと言うことだけど、逆に、自分が頑張ればどこまでも行けることでもある。ガソリンも電気も要らない。それもとてもエコだと思う。

 これは贅沢なことなのか、よく分からないけど「制約がある」「不自由」ということがまるで逆転の発想のようにとても「自由」に感じるのだ。自動車のように大きなフリースペースがあるのは羨ましい。その中で濡れずに済むし、休憩も出来る、宿泊も出来る。自分の移動オフィスだし、それ以上に自分の家にもなる。テレビや音楽を楽しむことも出来る。でっかいものも余裕で運べる。88鍵盤のキーボードもドラムも、ウッドベースカヤックもカヌーさえも運搬できてしまう。これはもう自転車には出来ない勝ち目がない勝負だ。

 しかし、先ほども書いたけど「制約」だ。この大きな部屋をどこに置くか(駐車場の問題)この部屋が道路をふさいでしまう(渋滞)ことなど。 

 その点、自転車は気楽だ。渋滞でも何とか抜けられるし、置き場所も自動車ほど困らない。気軽なものだ。

 最近はハイブリッドというのか、電動アシスト自転車なるものがかなり普及してきた。「自分で漕がなければ進まない」のは従来の自転車と同様だ。しかし、人間の筋力をサポートしてくれる。ありがたいものだ。しかし電気が無いとだめだ。この充電と言う作業、バッテリーの持ち時間、バッテリーの重さが課題かな。雨の日ライド。町で見かけると仲間が居て嬉しくなるな。