ルパンプロジェクト

4204プロジェクトルパン(3)

2024年02月25日(日)

  • ベース弾けるよ

ルパン三世80のAメロは♭2つにしてはそれほど出て来ないので演奏しやすかった。Bメロはちょっとややこしくなる。

イントロでのブレイクの部分は、鍵盤ハーモニカとビブラフォンの掛け合いになっていて、この部分だけは外せない。「ビブラフォンやりたい子」と希望を聞き、卓上鉄琴を教室に持ち込んでもらって練習してもらうことにした。ブレイクの掛け合いの音も実に分かりにくく、弾きにくいけどやっぱり格好いい。これはでたらめになってでも弾いて欲しい、必須のパートだ。

このブレイクをこなしながら、あえてAパートをビブラフォンだけでメロディを弾いてもらうのはどうかと考えた。練習時間の短い中、子どもたちの負担を最小限にするために、あえて「演奏しない」部分を設ける。

きついのは最初から最後まで休みなく8ビートでフラットに弾き続けるベースだ。このベースがルパン三世80の屋台骨だ。これが無くてはルパン三世80にならない。責任重大だし、訳分からない音列と高速スピードという難関がある。

駄目ならパソコンベースでやるかどうか。時間はない。

ベースに凄くこだわるけど、これは何度も書いているジャズらしさだ。なので今回、何とピアノパートが全くない。ピアノをあえて入れてないのだ。

Gmというマイナーな音を感じさせないためにピアノを省いた。

普通小学校の合奏は絶対にピアノ伴奏が支えになっている。ピアノが無いのはあり得ない。それを外したのは自分として英断だったと思う。そのためシンプルにすっきりした仕上がりになった。

リズムを入れたかった。ぼくは打楽器が苦手。小学校的には大太鼓、小太鼓、シンバルが別々に担当して演奏する。しかし、これも合わせるのが難しい。ここは手抜きで、ドラムを習っている子に、「シンバルだけでもいいから正確にリズムを刻んでほしい。」と頼んだ。フィルイン(おかず。自由におまけを入れること)はいれずひたすらリズムキープに回ってもらうことにした。このドラムとベースが支えになってこれまたシンプルで強固なリズムを作りだすことにした。

ビブラフォンの一人が「バイオリンでやりたい。」とのこと。やってもらうことにしたけど学級閉鎖などで一度も一緒に合わせることなく本番になってしまった。それも良い経験になったかな。

Aメロをあえてビブラフォンだけにしたことでかなりクールな演奏になった。ピアノレスでのすっきり感も良く出て居ると思う。ベースラインがウォーキングなのでよくグルーブしていると思う。難しいベースも子どもにしてみればパズル遊びのように楽しんでしまってくれるのだろうか。見事に弾いてくれている。子どもって凄いなあ。鍵盤ハーモニカのブレイクの格好良さは子どもたちも感じて居てくれるようだ。実に楽しい。

あ、そういえば僕は自分のパートが無い!ピアノは無いし、ギターでGmを弾くわけにもいかない。ああ、しかし久々に鍵盤ハーモニカを一緒に弾く。おお、やっぱり格好良くてブラスセクションやってる心地よさがあるなあ。