ラストカヤック

2023年12月26日（火）

億劫になるんだよね

　モンベル傘下のアルフェック、フォールディングカヤック（組み立て式）アリュート430T。「持ち運べる」と言いながらもう腰が砕けそうな重さ。21kgっていうけど、その他もろもろの備品をバッグに入れると相当なものだ。これ担いでそしてキャンプ道具背負うのは信じられない。絶対に仮想空間だな。

　それから公称組み立て時間約13分。はい、斎藤は1時間30分以上かかっておりますです、はい。総てに詐欺のにおいぷんぷん。そして寒川から自転車で引っ張ること1時間。帰りも1時間。片付けが半端なく時間かかる。で、どうすか？行きますか？なんだよね。

　まずは作戦。その１。最近多いタンデム（2シーター）仕様装備を、ソロに換装。そんなに変わらないだろうなあと思っていたけどやってみると、2人目のPFD（ライフジャケット）シート、スプレースカート、パドルなど、かなり減量出来た。ちょっとは軽くなったかな。

　その２。今年夏に妻のみゆきさんが購入したアシスト自転車での牽引。これで運搬の負荷を少しでも軽くしてみてはどうかということ。みゆきさんは快諾。早速カートをアシストに連結。

アシスト自転車は神だあ！

　・・・・これ自転車？

　なんと軽いのだろう。実に軽やかに走り出した。「これはいけるな。」ということで急な上り坂に挑戦。なんと！なんと！何事もなくすいすいと登ってくれるではないか！アシストの技術力に脱帽！

組みあがりで

今回はのんびりやろうと思っていて、ゆっくり運搬したけど、余裕で早く浜に着いた。これで喜んで、のんびり組み立てたけど、どこか不具合があり、カヤックがうまく収まらない。何度か組みなおしてようやく完成。

シーソック

今回はシーソックを使用。写真でお見せすると分かりやすいのだけど、ゴジラの靴下って感じ。（そんな大きくないけど）コクピット（カヤックに入る穴）から入れて、下半身をすっぽり入れる靴下。勿論一つで十分なので、ソックスではなくソックなのだ。これをはめると、砂で汚れたシューズとか不用意な海水が入り込まないので艇をきれいにしておくことが出来るっていう代物。前に使っていたカヤックのときに購入したものだけど、あんまりありがたみを感じなかった。靴下に入ってしまうので中の荷物とアクセスしたり、フットブレースの調整（足を置く棒）がやりにくいのでどちらかというと敬遠していた。

しかし、今回使ってよかった。海に出るとどうしても艇に海水が入る。汚れるので後での掃除が面倒。それから海から上がると中に海水が入っていて、浜から持っていくのが重くて辛くなる。今回はそれが防げて実に楽だった。

カヤックを組み立てて運ぶのが一苦労だけど、今回はESTのメッシュバッグにパドルやコーミングカバーを突っ込んで背負い、カヤックは持ち上げて頭の上に担いでの移動。ちょっときついけど何とかなったな。